株式会社　T＆Ｋコーポレーション | 日記 | 施術者の独り言……その３１

私の母のお話をしましょう。　坐骨神経痛がひどくなり今はケアハウスにお世話になっています。　母は、私が子供の頃から具合が悪く、どこの病院の内科から産婦人科に至るまで受診し検査を受けましたが、原因不明………２０年程苦しみ、頭痛はひどくなる一方で這ってトイレに行く状態でした。
その頃から、老眼もひどくなり「100なのか1000なのか？文字が幾重にも重なって見える。」と言い出し、メガネを作りに眼鏡屋さんで検査した所、「これは、メガネの度の問題ではないかもしれません。一度眼科に行かれてはいかがでしょう。」と言われ………
眼科で検査をしたら、「これは、目ではありませんね。脳神経外科を紹介しますから、すぐに行って下さい。」と言われ………
脳神経外科で、「脳下垂体の真上に、簡単に言えば水の入った袋が出来ていて、いつ破裂するか分からないので、すぐ手術しましょう。」と言われました。頭痛の原因は分かりました。目の方は、視神経に水袋が触れて 幾重にも重なって見えていたそうです。
今から20年以上前の話ですから、脳の手術と言えば、頭蓋骨をはずして手術した時代です。
本人も家族も、覚悟するしかありませんでした。　　　　つづく